閑話20|「あとでやる」が多いほど、負けが増える

閑話

机の上に、すぐ返せる書類がありませんか。
洗えば終わるコップも。
予約すれば済む用事も・・・。

どれも大仕事ではありません。
数分あれば終わるものばかりです。

けど意外と手をつけない。

今じゃなくても困らない。
少し落ち着いてからでいい。
まとめてやった方が効率がいい。

そうして「あとでやる」は、
一つではなく、少しずつ増えていきます。

増えた未完了は、
生活を大きく壊すわけではない。
ただ、静かに居座る。

目に入るたびに少しだけ気になる。
でも、今さら触るのも面倒になる。
この感覚は、相場にもよく似ています。

本当は切るべきだったポジション。
本当は見送るべきだった場面。
本当は今日やらなくてよかったエントリー。

それでも、そこで止まらない。

切るのは次の足を見てから。
考えるのは引けに近づいてから。
検証するのは週末から。

こうして相場でも、
「あとでやる」が増えていく。

損切りの先延ばし。
記録の先延ばし。
検証の先延ばし。
見直しの先延ばし。

ひとつひとつは小さい。
けど、それらはまとめて
判断を鈍らせる重さになるんです。

ここで起きているのは、
怠けではありません。

もっと静かな習慣です。

決めるべきことを、その場で閉じない癖。

相場は、この癖にかなり敏感です。

「あとで考える」で済む仕事もある。
だが、相場は違う。
保留している間にも値段は動きます。

だから日常では数分の遅れで済むものが、
相場ではそのまま損失になります。

負けが増える理由は、
相場が難しいからだけじゃありません。

日常の中にある
小さな先延ばしの型を、
そのまま持ち込んでいることも多いんです。

当然例外はありますよ。

普段は先延ばし気味でも、
相場だけは時間で機械的に処理できる人もいます。

生活で「あとで」を増やす人ほど、
相場でも「あとで」を選びやすくなります。

だから今日やることは、
立派な改善はいりません。
むしろいきなり改善しようという気持ちは邪魔なだけです

目の前の「あとで」を一つだけ終わらせる。

コップを洗う。
メモを返す。
予約を入れる。
机の上を一か所だけ空ける。

小さな完了を増やすことは、
生活改善の話に見えると思います。
でも実際は、判断の筋トレとでも言いましょうか。

その場で閉じる。
今ここで終わらせる。
先に延ばさない。

この感覚が少しずつ身につくと、
相場でも余計な保留が減っていきます。

負けが減る人は、
特別な技術を覚えた人だけではありません。

「あとでやる」を減らした人でもあるんです。

……もっとも。

含み損を長く抱える人の口ぐせは、
だいたい似た言葉が出てくるんじゃないでか?

「あとで見よう」
「あとで考えよう」
「あとで整理しよう」

その“あとで”は、
案外もう、相場に見抜かれていますよ。

この話は「未完了を閉じる思想」の一部です。→入口


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