閑話19|暴落の日に一番怖いのは下げ幅ではない。含み益がなくなると、人は馬鹿になる

閑話

今日の日経は恐ろしい動きをしましたね。
一時は4000円以上の値下げ。いや~怖い怖い。
その後持ち直したとはいえ、2892円安。
それでも史上3番目だそうです

おかげで含み益だったものが殆ど吹き飛びました💦

こういう日は、ニュースもSNSもにぎやかです。
「歴史的下落」
「全面安」
「パニック売り」

まあ、言葉としては間違っていません。
実際、かなりの下げでしたしね。

でも、相場を見ていて本当に怖いのは、
下げ幅そのものではありません。

含み益がなくなった瞬間の、人間の変わり方です。

上がっている時は、人は驚くほどまともです。
冷静だし、余裕もある。
「ここを割ったら切る」
「これは短期で見ている」
「無理はしない」

みんな、実に立派なことを言います。

ところが、含み益が消え始めると、
頭の中の景色が少しずつ変わっていく。

最初は、
「まあ一度くらい戻るでしょ」
くらいです。

次に、
「ここで売るのはもったいない」
になる。

そしてもう一段下がると、
「長期で見れば大丈夫」
が出てくる。

さっきまで短期だったはずの玉が、
いつの間にか長期投資に昇格している。

不思議ですね。
時間軸は相場が変えたのではなく、
追い込まれた人間の頭が勝手に伸ばしただけなのに。

……面白いですよねww。

含み益がある時、人は賢そうに見えます。
判断も速いし、言っていることももっともらしい。
(誰ですか?お前のことだろと言ったのは?)

でも、それは本当に賢いのではなく、
まだ苦しくないだけかもしれません。

利益があるうちは、余裕がある。
余裕があるうちは、人は自分を立派だと思える。

けれど、その余裕が剥がれた瞬間に出てくるのが、
その人の本当の判断です。

戻ってほしい。
認めたくない。
今切ったら負けた気がする。
ここで売ったら、売った瞬間に反発しそう。

チャートを見ているようで、
実は見ているのは全部、自分の願望です。

相場が怖いのは、損をさせることではありません。
人間の頭が、どこまでも都合よく理屈を作れてしまうことです。

だから、損切りは苦しい時に決めるものではないんでしょうね。
苦しい時の人間は、まともに判断しないからです。

冷静な時に決める。
元気な時に決める。
余裕がある時に決める。

そして苦しい時は、考えない。
実行だけにする。

これが出来ないと、
人は含み益がなくなっただけで、
びっくりするほど簡単に馬鹿になります。

ええ。
暴落の日に吹き飛ぶのは、含み益だけではありません。

たいていは、
冷静だったはずの自分という設定も一緒に吹き飛びます。

あとになって人は言います。
「分かってたんだけどね」
「本当は切るつもりだった」
「たまたま今日は仕方なかった」

そうですか。
それを、下げる前にやれていたら、
もう少し格好よかったんですがね。

相場は今日も、残酷なことはしていません。
ただ静かに、
元からそこにあった甘さを照らしただけです。


そしてこちらが慌てている横で、
相場は何も言いません。

ただ静かに、
こちらを見ているだけです。

まるで、

「それ、最初から決めてましたよね?」

とでも言いたげに。

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