ラピュタ1話
聞き分けたまえ。意地は利益を守らない。
最初に見たのは、戻したところだった。
割ったラインの少し上に、もう一度乗る。
下に抜けた流れはあったはずなのに、そこだけが先に残る。
さっき切った位置に、近づいてくる。
まだ終わっていないように見えた。
ルール通りに切っている。
だから問題はない。
そう思っている状態は、そのまま残っている。
ただ、画面は閉じていない。
1分足では、下げ止まっているように見える。
直前の陰線を、次の足が少しだけ包む。
5分足では、まだ下の流れの中にいる。
安値は切り下がったまま、形は戻りきっていない。
それでも、目に残るのは1分足の方だった。
少し早かったかもしれない。
その一言が、静かに残る。
もう一度、同じ位置に近づく。
今度は、さっきよりも少し上で止まる。
さっきより良く見える。
本来は、別の形として見直す場面だった。
一度崩れている。
同じ並びではない。
それでも、さっきの延長に見えている。
手はもう、次のボタンにかかっている。
戻る前提のまま、位置だけを見ている。
入った直後、少しだけ伸びる。
1分足で陽線が出る。
さっきと似た形が、もう一度並ぶ。
やっぱり合っていた。
その感触だけが、残る。
だが、続かない。
5分足では、まだ戻りの途中で止まっている。
高値は更新できず、横に並ぶ。
含み益は消えている。
それでも、すぐには切れない。
一度取り返せたように見えた。
その感触が、まだ残っている。
次の足で、わずかに下げる。
さっきよりも、少し深い。
それでも、戻るように見えている。
もう一段、下げる。
今度は止まらない。
ようやく手が動く。
だが、位置はさっきよりも悪い。
画面には、似た形が残る。
ただ、位置だけが違う。
最初は、ルール通りに切っていた。
そのあとで、もう一度入り直した。
さっきの負けを、
そのままにしておけない感じ。
……まだ。
不安も欲もある。
何も足さない。何も引かない。
→相場で勝つために、絶対に必要なこと



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